CNAMEレコードの設定
CNAMEは「正規名(canonical name)」を表わします。CNAMEレコードは、正規名にアドレスをマッピングします。
ネームサーバーが名前を検索するときにCNAMEレコードを見つけると、検索名を正規名に置き換えて検索を再実行します。
CNAMEレコードが役立つ場合の例として、サブドメインが、メールサーバーとは異なるWebサーバーを
指すように設定したい場合があります。たとえば、wwwのCNAMEは、ドメインexample.comのWebサイトの
ホスト、すなわちwww.example.comを指すとします。officeというCNAMEを使用して、このコラボレーションポータル、
すなわちoffice.example.comを指すことができます。
MXレコードの設定と同様、CNAMEエントリの設定は、お客様のドメイン登録機関またはWebホストの
DNSの詳細設定で行います。CNAMEエントリは1つ追加すればよいでしょう。CNAMEエントリは
エイリアスとホスト名で構成されます。
【注意】この機能は、お客様のポータルのブランドポリシーに基づいて別途ご購入いただけます。
この機能に関心のある方は、アカウント管理者にお問い合わせください。
CNAMEの設定
- ドメイン登録機関のアカウント、またはDNS設定を制御するWebホストにログインします。
- DNSマネージャーまたはDNS管理というセクションを探します。変更するドメインを選択します。
- 「CNAMEレコードを追加」というセクションを探します。「office」などのエイリアスを追加し、
customurl.hyperoffice.comを指すように設定します。 - ログアウト後、ポータルのサポートセンターに連絡してください。ポータルアカウントの
ログインURLに変更内容が反映されます。
DNSの設定を確認する(Windows OSを使用)
DNSの設定が正しく行われたかどうか確認する方法は次のとおりです。変更後48時間は変更内容が
表示されない可能性があります。ここではNetResultesGlobalという架空の企業の例を示します。
customurl.hyperoffice.comを指す「office」のCNAMEが設定されています。
- Windowsの「スタート」ボタンをクリックして「プログラムを指定して実行」をクリックします。
- 「CMD」と入力すると、コマンドプロンプトが開きます。
- 「NSLOOKUP office.yourcompany.com」と入力します。「office」という、設定済の
CNAMEエイリアスを確認します。 - 「office」がcustomurl.hyperoffice.comを指していることを確認します。 - NAMEに「customurl.hyperoffice.com」と
表示され、ALIASESに「office.yourcompany.com」と表示されます。正しくない場合は、
DNSの設定に戻り適切な変更を加えます。正しい場合は、「cls」と入力して画面を消去します。