MXレコード
MXレコード(Mail eXchangerレコード)は、DNS(ドメインネームシステム)のリソースレコードの一種で、
受信者のドメイン宛てのメールを受信するメールサーバーを指定するとともに、複数のメールサーバーが
使用可能な場合にメール配送の優先度を指定する優先値を指定します。ドメイン名のMXレコードは、
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)によるメールの配送経路を指定します。
契約したドメインでメールを受け取るには、最初にこのレコードを変更する必要があります。この手順は
ドメイン登録機関によって少し異なります。一般的には、ドメイン登録アカウントの管理者用ダッシュボードや
アカウント管理で行うことができます。MXレコードはcustommail.hyperoffice.comを指すように設定します。
MXレコードを変更する前に、弊社にお問い合わせのうえ、そのドメインでメールを受信できるようにお客様の
アカウントが設定されているかどうかご確認ください。サーバーが設定される前にMXレコードを変更すると、
メールが送信元に戻ってしまうおそれがあります。
ダウンタイムを発生させることなくスムーズに移行するには、以前のメールホストで定義されたメールアドレスや
エイリアスが、ポータル内で作成されていることを確認してください。
【注意】メール機能を利用されている方のみ、次の手順を行ってください。
MXレコードの設定
- お客様のDNS設定を管理するドメイン登録機関のアカウントまたはWebホストにログインします。
- DNSマネージャーまたはDNS管理というセクションを探します。変更するドメインを選択します。
- .MXレコードの追加、MXレコードの設定、またはメール設定というセクションを探します。
custommail.hyperoffice.comを指す「@」ドメイン/ホスト名のMXレコードを追加します。
優先値または優先度は10とします。 - MXレコードのセクションで、他のMXレコードをすべて削除します。これで、
すべてのメールが確実にお客様のHyperOfficeアカウントに届くようになります。 - ログアウトすれば完了です。変更内容が世界中のDNSサーバーに伝播するまで
2~48時間かかることがあります。
DNSの設定を確認する(Windows OSを使用)
DNSの設定が正しく行われたかどうか確認する方法は次のとおりです。変更後48時間は
変更内容が表示されない可能性があります。ここではNetResultesGlobalという架空の
企業の例を示します。custommail.hyperoffice.comを指すMXレコードが設定されています。
- Windowsの「スタート」ボタンをクリックして「プログラムを指定して実行」をクリックします。
- 「CMD」と入力すると、コマンドプロンプトが開きます。
- 「NSLOOKUP」と入力してEnterキーを押します。大なり記号(>)が表示されます。
- 「set type=mx」と入力します。
- 「netresultsglobal.com」などのドメイン名を入力すると、MXレコードが指す場所の
情報が返されます。ドメイン名の変更は、ほとんどの場合世界中のDNSサーバーに
伝播するまで2~48時間かかります。
**弊社では、お客様がDNSの変更を少しでも簡単に行えるようこの情報を提供しています。
MXレコードの設定方法については、お客様のドメイン登録機関のサポートまたは
ナレッジベースを合わせてご覧ください。