Outlook同期ツール(Windows版)は、ポータルとMicrosoft Outlook 2010/2013のデータを同期します。ポータルにログインしなくてもデータを共有できるので便利です。Outlookプロファイルとポータル間のデータ同期がバックグラウンドでシームレスに実行され、余分なインタフェースを用意する必要もありません。
同期の対象は次のとおりです。
- カレンダー(個人、グループ)
- 住所録(個人、グループ)
- タスクおよびプロジェクト(個人、グループ)
- メモ
ポータルの個人のカレンダー、住所録、タスク、メモは、Outlookの個人用の「予定表」、「連絡先」、「仕事」、「メモ」と同期します。ポータルのグループのカレンダー、住所録、タスクは、グループ名と同じ名前のフォルダーがOutlook内に作成されます。携帯同期と同様のプッシュ技術を使用し、リアルタイムの同期を実現します。つまり、ポータルに変更を加えると自動的に数秒以内にOutlookに反映され、Outlookに変更を加えると数秒以内にポータルに反映されます。
旧バージョンのOutlook同期ツール(HyperShare for Outlook)をインストールおよび使用したことがある場合は、その際に作成された既存のフォルダーが使用されます。そうでない場合は、同期対象のグループに対応するフォルダーが、Outlookの「予定表」、「連絡先」、「仕事」内に新たに作成されます。
初回の同期が完了するまで5~15分程度かかります。その後は、Outlook の個人用フォルダーのデータを同期対象のグループのフォルダーに移動することも可能です。
注意事項
- Outlook同期(Windows 版)を使用するには以下が必要です。
- ポータルのアカウント – データの共有先として有効なポータルのアカウント
- Microsoft Outlook 2010またはOutlook 2013
- Windows VistaまたはWindows 7、Windows 8
- Outlookの「予定表」、「連絡先」、「仕事」の既定のフォルダー内にあるデータ以外は、Outlook同期ツールによってコピーされることはありません。たとえば、「予定表」というOutlookのカレンダーはポータルの個人のカレンダーに対応します。ポータルのグループと同じ名前を使用している場合を除いて、Outlook内の他のカレンダーおよびローカルのカレンダーがポータルと同期されることはありません。
- 一般にOutlookプロファイルはメールアドレスを使用して設定されます。(プロファイル作成の際にメールアドレスの登録が促されます。)仮に、メールアドレスを使用せずにプロファイルを作成された場合に、旧バージョンのOutlook同期ツール(HyperShare)を使用して同期を行ったことがある場合は、ポータルとの同期用に「連絡先」に新しいフォルダーが作成されます。初回の同期の完了後、新たに作成されたグループフォルダーと前のフォルダーのデータを比較してください。ポータル上に以前存在しなかったデータがある場合は、そのデータを新しいフォルダーに移動してください。その後、前のフォルダー(旧バージョンのOutlook同期ツールでグループの連絡先の同期に使用されていたフォルダー)を削除することができます。
- Outlookプロファイルを新たに追加した場合は、Outlook同期ツールのアンインストールおよび再インストールを行う必要があります。
- Outlook同期ツールのアップグレードの際には前バージョンをアンインストールする必要はありません。アップグレードを行う代わりに Outlook同期ツールのアンインストールおよび再インストールを行うと、初回の同期処理が必要となります。